「敏感肌」…お肌がデリケートな状態です。
敏感肌
髪の毛がちょっと触れただけで刺激となる敏感肌。
医学的に「敏感肌」という病名はありません。
化粧品を使った時に肌が荒れたり、赤みが出たり、衣類が原因でピリピリしたりするなど普通の人より反応しやすい肌を一般に「敏感肌」とよび、最近では精神的なストレス、食生活、住環境の変化によって、肌が敏感に傾いている人が増えています。
乾燥肌の状態から、肌のバリア機能が損なわれ、外からの刺激が入り込みやすくなります。そのため化粧水がしみたり、髪がふれただけでかゆくなったりする、化粧水に含まれるわずかなアルコールでかぶれて赤くなってしまいます。
これは間違ったスキンケアの他にアレルギーや栄養不足が原因の場合があります。外からの刺激を受けやすくなり、肌が乾燥し、敏感に傾いてしまうことが原因として考えられます。
間違ったスキンケアで敏感肌になることがあります
誤った認識で行うクレンジング・洗顔や、肌に合わない化粧品の使用、あるいはすすぎ不足で髪に残ったシャンプー剤が肌に触れて過敏症が起きることもあります。
寝不足など不規則な生活も肌の抵抗力を低下させ、デリケートな状態を作り出すこともありますが、スキンケアや生活の改善によって敏感肌は、改善もされます。
原因は、食べ物も関係します
アレルギー体質であることも肌が敏感になる原因の1つです。現代は、花粉症や食物など10人に1人か2人は何かアレルギーを持っているという時代。アレルギー体質自体が過敏症の要素があるということになります。敏感肌だと思っている方が、その原因はよく調べるとアレルギーだったということもあります。
食物による栄養摂取とも深い関係があります。もともと皮膚にはバリア機能が備わっており、異物が入って来ないようになっていますが、栄養不足で皮膚の表面の角質を繋ぎ止めている細胞間脂質(セラミド)がしっかり作られず、もろくなったり、うまく形成されなかったりすると異物が入りこんでアレルギーを起こしやすくなります。
ターンオーバーも滞っている状態にありますから、ターンオーバーを促すのに必要な栄養素ビタミンAを積極的に摂って、どんどん新しい皮膚を作るようにしましょう。
食べ物
肌のターンオーバーを促してくれるビタミンA・亜鉛・ビタミンCの摂取がオススメです。ビタミンAは、緑黄色野菜や卵・レバーなどに多く含まれています。
たんぱく質・皮膚の保湿には、アミノ酸がとても重要です。
皮膚の元でもタンパク質は、植物性タンパク質よりも動物性のたんぱく質の方が摂取できる量が圧倒的に多いので、肉・魚・乳製品・卵などを摂るようにしましょう。
お肌の状態の善し悪しは、外からのケアが占めるのは3〜4割ぐらい。内側からのケアが半分以上を占めます。肌が敏感だと思っている方も、その原因が体の中にあるかもしれません。
体の内と外からケアをすることが大事ですね。
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